UPPプライマリーパイプ(パイプ内100%EVOHライニング)
UPPプライマリーパイプは、パイプの外側の黒い構造層は、高密度ポリエチレン(グレードはPE80又はPE100)で、耐破裂性に優れており、微生物やネズミ類による被害の防止にも優れた特性を持っています。
パイプの中間層は結合層(接着剤)で、ポリエチレン層とEVOH層を半永久的に接着しています。
そしてパイプの内側の黄色い保護層は、特別な組成の耐燃料性EVOHで、ガソリンやアルコール混合燃料の吸収や浸透に対して極めて優れた耐性を発揮します。
また、UPPプライマリーパイプの内壁はスムーズで摩擦損失も少ないため流体損失が小さく、鋼管に比べて流速が向上します。
UPPプライマリー配管は外径/肉厚比11で設計されています。
定格圧力は20℃で10bar(150psi)、安全率を一般的な値にとった場合の破裂圧力は通常40bar(600psi)です。
電気融着で接合された高密度ポリエチレンのUPPプライマリーパイプには結合部がなく、埋め戻し材の重量や動的な交通荷重に耐え得るだけの構造強度を有していますので、コンクリート溝を必要としません。
過去25年間の経験において、パイプの破損や土壌への漏洩は一度もありません。
利用可能なパイプサイズは以下の通りです。